現在の医療法人財団 銚子市立病院再生機構(新銚子市立病院)の指定管理は、平成27年03月31日満了予定(開始は平成22年05月01日)です。
平成21年3月定例市議会議案19号(銚子市病院事業に係る地方公営企業法の適用を財務規定等に限定することに伴う関係条例の整備等に関する条例制定について)の可決によって、野平匡邦銚子市長は、地方自治法第百七十七条の既定によって、再議(再議決)を行い、更に再議の否決によって、原案執行を行っています。
あくまでも、銚子市議会が議決した条例を元に、再議(再議決)・原案執行が、法的に可能であり有効であると言うことです。
従って、銚子市議会否決派議員集団が、上記条例を廃止することなどを考えれば、現在の野平匡邦銚子市長の手法は通用しないことになります。…その様なことが起これば、間もなく新銚子市立病院は業績向上中にもかかわらず事実上の倒産・廃院と言うことになります。
今回の銚子市長選挙は、平成25年04月11日告示で、銚子市議会議員補欠選挙と共に、平成25年04月21日執行されます。
新銚子市立病院の立役者の一人でもある落合武徳氏(市立病院再生機構旧理事・顧問・千葉大医学部名誉教授)は、これまで非常勤医として新銚子市立病院に勤務いただき、04月からはわかみや診療所で健康相談をしていただいておる筈ですが、『野平(匡邦)市長が落選して、他の市長になったら(新銚子市立病院から)撤退したい…。』との発言があったそうです。又、同氏の発言として、『…千葉大学医局からの直接の医師派遣は、極めて稀なことで、この事を軽々に思わないでください…。』というようなものがあります。
これは、野平匡邦氏が銚子市長でいるから、千葉大学医学部からの医師の派遣を行っていると言うことのようです。
派遣された医師に、赤字の片棒を担げというような政策をお持ちの方が、銚子市長になれば、この話が頓挫することは明白であるようにも思えます。
途中解散等がなければ、次回の銚子市議会議員選挙は、平成27年04月19日又は26日執行予定です。
現在同様否決派市議会議員が多数になれば、指定管理仕様書の更なる変更をはじめ指定管理者選考の偏向・赤字補填予算の否決等が充分考えられます。
現在の医療法人財団 銚子市立病院再生機構(新銚子市立病院)が再指定されるのを拒むことも可能な訳です。
齟齬の無いまま、指定管理仕様書に基づいて銚子市立病院が運営された場合、指定管理は、平成27年03月31日満了予定(開始は平成22年05月01日)となります。
この時期を迎える前に、指定管理者の再募集が行われます。
新市立病院の業績が上昇すれば、当然触手を動かす不逞の輩も出てくるでしょうし、それに便乗しようとする市議会議員の存在も考えられます。
現在でも否決派市議会議員が行っている指定管理仕様書にない条件付加は、『後出しジャンケン』をするガキ大将の振る舞いによく似ています。…この様なことが罷り通るのであれば、指定管理仕様書は全く意味のないものになります。
銚子市立病院指定管理者募集要項… | ||
銚子市立病院指定管理仕様書……… |
評論家・解説者等々から様々なコメントが発表されますが、内容が精査されていない場合がしばしばあります。
そして、国民・都道府県民・区市町村民は、そのコメントに右往左往させられる場合が、しばしばあります。
更に報道機関が、あたかも煽るような報道をすれば、収拾がつかなくなります。報道するのであれば、正確な精査された情報を提供していただきたいものです。
この様に、現在の医療法人財団 銚子市立病院再生機構(新銚子市立病院)は、順調に拡充・拡大しているようにも見えますが、それは資金面でのサホートが有って、はじめて成立している状況であり、薄氷を踏むような恐ろしい状況にあるとも言えるように思えます。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |