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旧銚子市立総合病院閉院?の真実


閉院前後の時系列による流れ

経時的な考察…2008/08/18
市長の方針 年月日 銚子市立総合病院に係る出来事
公設公営 昭和41年04月01日  銚子市立病院に銚子市からの繰出金支出開始。
昭和55年04月01日  銚子市立病院に銚子市からの繰出金3億円越えとなる。
昭和59年04月01日  銚子市立病院から銚子市立総合病院となる。
平成04年04月01日  銚子市立病院に銚子市からの繰出金の出資金項目への支出がほぼ消失。
平成18年04月01日  銚子市立病院に銚子市からの繰出金累計223億円となる。(総合病院以降では199億円)
平成18年12月28日  市民の皆様へ その1 銚子市立総合病院の現状をお知らせします
                  発行:銚子市立総合病院 編集:銚子市企画部秘書広報課
平成19年2月26日前後  医療法人徳洲会茅ヶ崎徳洲会総合病院のM氏が、岡野現銚子市長宛にEメールを発送。
平成19年03月06日  銚子市議会3月定例会最終日…水道事業会計より7億円の借り入れを可決。
平成19年3月末頃  銚子市より医療法人徳洲会茅ヶ崎徳洲会総合病院のM氏に返信。
平成19年10月21日  市民センターで渡辺学氏の展示会? 等があり、その場で医療法人徳洲会茅ヶ崎徳洲会総合病院のM氏と岡野現銚子市長(スケジュールには午前中『防災訓練』)が遭遇。…『あの話はどうなっていますか。』に対して『いざとなったら頼むよ。』との回答があった。
平成19年12月12日  銚子市議会12月定例会の席上で、岡野現銚子市長が銚子市立総合病院への繰出金上限を9億円とすることを発言(市議会議事録12/12-04号-P144)。高城元銚子市立総合病院事務局長が繰出金9億円以下でも計画は作れると発言(市議会議事録12/12-04号-P149)。
平成19年12月25日  銚子市議会12月定例会最終日…一般会計より6億円の繰出金支出を可決。
平成20年02月29日  財団法人 日本経済研究所に依頼した、『銚子市立総合病院の今後の方向性に関する調査業務報告書』の当初版の完成期限(最終版は03月24日)
平成20年03月14日  銚子市議会3月定例会の席上で、佐藤博信銚子市立総合病院長と高城順吉銚子市立総合病院事務局長を非難した。
平成20年03月17日  佐藤博信院長が、「退職願」を提出
ダウン
サイジング
による公設公営・公設民営・民間譲渡
平成20年03月24日  財団法人 日本経済研究所に依頼した、『銚子市立総合病院の今後の方向性に関する調査業務報告書』の完成日…この間に何があったのか。
平成20年03月27日  東総医療連携協議会第3回会議の席で、吉田総合病院国保旭中央病院長が、岡野現銚子市長に対して「…私に比べれば一万分の一…」
平成20年03月28日  「市政提案箱」に『銚子市立総合病院の今後について』質問…医療法人徳洲会関係者から市長或いは銚子市に何らかの働きかけがあったかの質問。
平成20年03月31日  高城順吉事務局長退職
平成20年04月03日  「市政提案箱」に『銚子市立総合病院の今後について』質問…医療法人徳洲会関係者から市長或いは銚子市に何らかの働きかけがあったかの質問に対しての回答発送。
   銚子市役所秘書政策課より医療法人徳洲会茅ヶ崎徳洲会総合病院のM氏に箝口令(銚子市立総合病院職員の動揺を防ぐためという理由で『内密に御願いしたい』)を強いた上で、『…銚子市として、徳洲会と接点を持ちたい…。』
   医療法人徳洲会茅ヶ崎徳洲会総合病院のM氏の考え。 …銚子市としては、私とのコンタクトについては記憶にあって、いつか利用しようとしていたと思われる。(普通Eメールアドレスは、教えられなければわからない。)
平成20年04月07日  医療法人 徳洲会 茅ヶ崎徳洲会総合病院のM氏宛手紙発送。
平成20年04月07日  財団法人 日本経済研究所 発行 『銚子市立総合病院の今後の方向性に関する調査業務報告書』入手
平成20年04月10日  医療法人徳洲会関係者であるM氏よりTEL連絡をいただく。
平成20年04月16日  千葉県健康福祉部医療行政担当理事が来銚するとして、04/21の銚子市役所秘書政策課から訪問をキャンセル
平成20年04月18日  平成20年度第1回市政座談会(明神小学校)
平成20年04月21日  04/03の予定では、この日に医療法人徳洲会関係者であるM氏を銚子市企画部秘書政策課長I氏が訪問する筈であった。
平成20年04月25日  平成20年度第2回市政座談会(高神小学校)
平成20年04月27日 市民の皆様へ その2 市立総合病院は存続します!! 
                  発行:銚子市立総合病院 編集:銚子市企画部秘書広報課
平成20年05月09日  平成20年度第3回市政座談会(銚子市青少年文化センター)
平成20年05月16日  平成20年度第4回市政座談会(保健福祉センター)
平成20年05月21日 「銚子市立総合病院のダウンサイジングに係るシミュレーション」の結果を銚子市立総合病院に伝達…03/24以降のロスタイム
公設公営 平成20年05月26日  堂本千葉県知事との再度のトップ会談で、人的・財政的支援の約束を取り付けた旨の発表をした。07月末日までに結論を出す予定。
平成20年07月02日  平成20年度第5回市政座談会(第五中学校)
平成20年07月03日  堂本千葉県知事との再度のトップ会談で、人的・財政的支援が拒否された。未公表の筈の情報が事前に漏洩していた。…千葉県の山本理事から菅谷銚子市立総合病院院長職務代理へ
公設民営
・民間譲渡
平成20年07月07日  銚子市立総合病院09月30日全面休院発表
平成20年07月17日  平成20年度第6回市政座談会(第六中学校)…事実上市立総合病院の休止のお知らせ
平成20年07月18日  市民の皆さまへ 銚子市立総合病院を休止します 〜財政維持のため判断〜
                                                 発行・編集:銚子市行政改革推進室
平成20年07月18日  銚子市議会議員15名の要望書提出
平成20年07月19日  公的医療を守る市民の集い(第1回)…金秋陸夫氏
平成20年07月22日  市議*2+O氏が医療法人徳洲会 茅ヶ崎徳洲会総合病院を訪問
平成20年07月23日  平成20年度第7回市政座談会(豊里小学校)…事実上市立総合病院の休止のお知らせ
平成20年07月24日  平成20年度第8回市政座談会(第八中学校)…事実上市立総合病院の休止のお知らせ
   市議*2+O氏が医療法人徳洲会 茅ヶ崎徳洲会総合病院の訪問結果を(銚子市に)報告
平成20年07月26日  加瀬庫蔵(銚友会)銚子市議会議長辞任表明
平成20年07月30日  鳩山由紀夫民主党幹事長の来銚講演と銚子市立総合病院視察
平成20年07月31日  当初予定されていた、堂本千葉県知事との最終的な銚子市立総合病院の方針決定日
平成20年08月01日 市民運動グループ3団体(銚子市民運動ネットワーク・銚子オンブズマンクラブ・健康いきいきサークル)が意見書提出
   銚子市の市議会議員の定数を半分にする市民の会新聞折り込み(第1回)
平成20年08月05日  公的医療を守る市民の集い(第2回)とデモ…金秋陸夫氏
   銚子市の市議会議員の定数を半分にする市民の会新聞折り込み(第2回)
    銚子市役所…医療法人徳洲会本部訪問…合六副市長+鷺山総務企画部長+大川行財政改革推進室長+1
平成20年08月07日  市立総合病院の休止についての市民説明会(第1回)…銚子市市民センターホール(小畑新町)
   銚子市の市議会議員の定数を半分にする市民の会新聞折り込み(第3回)
公設民営  平成20年08月08日  千葉県職員銚子市立総合病院精神神経科を訪問
   市立総合病院の休止についての市民説明会(第2回)…保健福祉センターすこやかまなびの城2階会議室
平成20年08月11日  銚子市の市議会議員の定数を半分にする市民の会新聞折り込み(第4回)
平成20年08月13日  渡辺孝男厚生労働副大臣と面会(富田衆議院議員+岡野現銚子市長+3県議)
平成20年08月18日  銚子市議会臨時会開催(会期は8月22日まで)…銚子市立総合病院全面休止に係る議案について。銚子市議会議長に石毛健治氏(21クラブ)。
平成20年08月20日  銚子市議会教育民生委員会で、銚子市立総合病院全面休止に係る議案について5対3で否決。
平成20年08月21日  岡野現銚子市長が、銚子市立総合病院全面休止反対派市議会議員宅に『ブタ肉』を配達?? …夏のシジミの味は?
平成20年08月22日  銚子市議会臨時会において、無記名投票を可決し、銚子市立総合病院全面休止に係る議案を13対12で可決。
平成20年08月26日  銚子市の市議会議員の定数を半分にする市民の会新聞折り込み(第5回)
平成20年08月29日  市民の皆様へ 精神神経科の診療所が10月1日から開設されます 
                                                 編集:銚子市企画部秘書広報課
平成20年09月02日  市民出資による「(仮称)銚子市民病院」開設の共同提案が提出される。
平成20年09月04日  市民出資による「(仮称)銚子市民病院」開設案は困難だが、協議する考えはあるので具体的な計画を示してほしい」と銚子市が回答した。
平成20年09月05日  岡野現銚子市長のブタ肉事件発覚…銚子市議会開催中にまともな者がする行動ではないように思われる。
   議員提案された、銚子市立総合病院の休止関連議案の執行停止議案が、12対13で否決された。
平成20年09月06日  「民間力によっての市立病院再建を考える集い」開催…医療法人徳洲会 茅ヶ崎徳洲会総合病院病理診断部部長 宮沢医師講演…民間医療機関としての医療法人徳洲会グループの現状等について(365日・24時間診療と精神科系診療科が67病院中26病院で標榜。公立病院より診療費用が低価な場合もある。医療分野の棲み分けによって地元医師会とは良好な関係にある。)
   銚子市医師会臨時総会で「(仮称)銚子市夜間小児急病診療所」の開設を可決。
平成20年09月09日  銚子市の市議会議員の定数を半分にする市民の会新聞折り込み(第6回)
平成20年09月11日  市民出資による「(仮称)銚子市民病院」開設を断念したと発表。
   銚子市議会9月定例会での山崎市議の質問に対して、銚子市は、「これまで市としては、2つの医療法人と接触を持ったことは事実。『運営を引き継ぎたい』という法人からの問い合わせも1件あった」と認めた。…内訳不明
平成20年09月13日  千葉日報県東エリア版の誤報
平成20年09月18日  銚子市議会教育民生委員会で、銚子市立総合病院全面休止に係る精神科診療所と夜間小児急病診療所を開設する条例案などの議案について5対3で否決。
平成20年09月21日  大衆日報第17336号に「民間力によっての市立病院再建を考える集い」の全容掲載。
平成20年09月30日  公的医療を守る市民の集い(第3回)→「なんとかしよう銚子市政」市民の会(第1回)…金秋陸夫氏
平成20年10月07日  銚子市に「銚子地域医療体制整備推進本部」設立(銚子市立総合病院休止決定以来、3カ月後)…本部長は岡野現銚子市長
平成20年10月10日  銚子市議会議員16名による「都市経営政策研究会」結成…ほとんどが07/18『要望書』署名者
平成20年10月20日  銚子市病院事業あり方検討委員会…立ち上げ(任期は今年11月30日までの約50日間)
平成20年10月21日  市民のみなさまへ 市立総合病院の再開に向けて
       発行・編集:銚子市地域医療体制整備推進本部事務局(行政改革推進室内)
平成20年10月23日  「なんとかしよう銚子市政」市民の会(第2回)…茂木薫氏・(金秋陸夫氏)
平成20年10月27日  銚子市病院事業あり方検討委員会…第1回委員会
平成20年11月01日  『銚子市病院事業あり方検討委員会』開催のお知らせ&アンケート(裏面)
      発行・編集:銚子市地域医療体制整備推進本部事務局(行政改革推進室内)
   市民のみなさまへ 市立銚子高校の新校舎建設について
                      発行・編集:銚子市教育委員会教育部教育総務課
   市民のみなさまへ 「まちづくり交付金事業」ってなに
                               発行・編集:銚子市都市部都市整備課
   「何んとかしよう銚子市政」市民の会新聞折り込み…リコール運動に協力下さい 11月中に署名を開始します 受任者を募集しています!…茂木薫氏
平成20年11月03日  「何んとかしよう銚子市政」市民の会(豊里台住民集会)…茂木薫氏
平成20年11月07日  「何んとかしよう銚子市政」市民の会(受任者説明会)…茂木薫氏
平成20年11月09日 『銚子市病院事業あり方検討委員会』に係るアンケート締め切り 
平成20年11月13日   銚子の発展を願う会新聞折り込み(1)…白土勝彦氏
平成20年11月14日  銚子市病院事業あり方検討委員会…第2回委員会
平成20年11月22日  銚子の発展を願う会新聞折り込み(2)…白土勝彦氏
平成20年11月22日  岡野現銚子市長に係るリコール(解職請求)署名開始
平成20年11月25日  銚子市病院事業あり方検討委員会…第3回委員会…答申
平成20年11月28日  『市立病院」再開方針を決定                                         発行・編集:銚子市地域医療体制整備推進本部事務局(行政改革推進室内)
平成20年11月30日  「何んとかしよう銚子市政」市民の会新聞折り込み…明日の銚子をみんなでつくりましょう 銚子の再生はリコール運動から始まります!…茂木薫氏
平成20年12月01日  岡野現銚子市長に係るリコール(解職請求)署名第1回集計(発表は12/03)
平成20年12月03日  岡野現銚子市長に係るリコール(解職請求)署名中間報告…13,000名
平成20年12月09日  岡野現銚子市長に係るリコール(解職請求)署名第2回集計(発表は12/13)
平成20年12月12日  真実を知らせる市民の会 今回のリコール運動は「議会制民主主義」を根底から否定するものです。新聞折り込み…田谷忠雄氏
平成20年12月13日  岡野現銚子市長に係るリコール(解職請求)署名中間報告…18,000名
平成20年12月17日  岡野現銚子市長に係るリコール(解職請求)署名第3回集計(発表は12/20頃)予定
平成20年12月21日  岡野現銚子市長に係るリコール(解職請求)署名最終日
平成20年12月26日  最新情報 『市立病院』 早期再開に向け 新事業者の募集を開始                 発行・編集:銚子市地域医療体制整備推進本部事務局(行政改革推進室内)
平成21年01月15日  銚子市立病院の管理を行う指定管理者募集終了(申込受付期間…12/19〜01/15)…応募なし
   岡野現銚子市長に係るリコール(解職請求)署名数発表
平成21年01月22日  岡野現銚子市長に係るリコール(解職請求)署名に対して、岡野現銚子市長が異議申出書を提出。
平成21年01月23日  銚子市立病院の管理を行う指定管理者再募集開始
平成21年01月27日  銚子市立病院の管理を行う指定管理者に初の応募者(デンタルサポート(株)グループの医療法人 社団郁栄会)
平成21年02月01日   『市立病院』 新事業者を再募集                                      発行・編集:銚子市地域医療体制整備推進本部事務局(行政改革推進室内)
平成21年02月02日  銚子市の市議会議員の定数を半分にする市民の会新聞折り込み(第7回)
平成21年02月05日  岡野現銚子市長に係るリコール(解職請求)署名の選挙管理委員会による岡野現銚子市長の異議申出書にもとづく再精査終了と結果発表。
平成21年02月08日  「何んとかしよう銚子市政」市民の会新聞折り込み…リコール報告市民集会 市民の力の結集でリコールが成立しました!…茂木薫氏
平成21年02月09日  「何んとかしよう銚子市政」市民の会(リコール報告市民集会)…茂木薫氏
平成21年02月11日  真実を知らせる市民の会 議会制民主主義を冒涜した今回のリコール! 病院は再建に向けて現在進行中です! 新聞折り込み…田谷忠雄氏
平成21年02月23日  銚子市立病院の管理を行う指定管理者再募集終了
平成21年03月01日   市立病院再開に向け応募団体の事業計画を審査中                    発行・編集:銚子市地域医療体制整備推進本部事務局(行政改革推進室内)
平成21年03月08日  銚子の発展を願う会新聞折り込み(3)…銚子を憂う・銚子を斬る…白土勝彦氏
平成21年03月09日  岡野現銚子市長に係るリコール(解職請求)の住民投票告示
   「何んとかしよう銚子市政」市民の会新聞折り込み?…さあ いよいよ投票です リコール 岡野市長解職投票 投票日3月29日…茂木薫氏
平成21年03月10日   銚子市長の解職投票のお知らせ 投票用紙の書き方                    問合わせ/銚子市選挙管理委員会事務局
平成21年03月11日   銚子市民が歴史を動かす! 3.29 百年に一度の投票に行こう。 病院選びは、あせらず、隠さず、片寄らず。 代表 繁倉淳子/銚子市政改革会議
平成21年03月29日  岡野現銚子市長に係るリコール(解職請求)の住民投票による失職(即日)
平成21年05月17日  リコール(解職請求)による銚子市長選挙
平成21年06月26日  岡野前銚子市長の銚子市立病院再生計画案の事実上の頓挫
平成21年07月01日  「銚子精神科診療所」の終了と「銚子こころクリニック」の開始
   (仮称)銚子市立病院再生事業機構設立→(やがての正式名称)銚子市立病院再生準備機構
平成21年07月16日  銚子市立病院再生準備機構委員候補発表
平成21年07月23日  銚子市立病院再生準備機構と委任契約(銚子市)
平成21年07月30日  「何んとかしよう銚子市政」市民の会集会開催…活動報告と活動提案の発表…茂木薫氏
平成21年09月30日  第1回市民報告会「市立病院再生に向けて」開催
平成21年11月30日  銚子市立病院再開の基軸医師決定…笠井源吾神栖済生会病院名誉委員長(内科医)への辞令交付(非常勤特別職「参与」)
平成21年12月25日  第2回市民報告会「市政の現状と課題について」開催
平成22年02月23日  医療法人財団「銚子市立病院再生機構」設立
   「わかみや診療所」(銚子市保健福祉センター内)
平成22年03月11日  銚子市立病院再生準備機構(木多良輔代表)が「銚子市立病院再生事業計画」を銚子市へ提出
平成22年03月15日  指定管理者選定に係る募集要項等を医療法人に通知
平成22年03月24日  千葉県地域医療審議会関係部会で、医療法人財団「銚子市立病院再生機構」設立許可答申
平成22年03月26日  第3回市民報告会「市立病院再生へ」開催
平成22年03月29日  指定管理者選定に係る指定管理者指定申込書が提出される
平成22年03月31日  指定管理者選定に係る候補者選定…銚子市地域医療体制整備推進本部会議
平成22年04月01日  医療法人財団「銚子市立病院再生機構」設立許可書交付(認可日は03月31日)
   指定管理者選定に係る仮協定(基本協定、年度協定)締結
平成22年04月05日  医療法人財団「銚子市立病院再生機構」設立登記申請書提出
平成22年04月13日  「わかみや診療所」(銚子市保健福祉センター内)開設認可
平成22年05月01日  銚子市立病院再開(銚子市立総合病院ではありません。)
平成22年05月06日  銚子市立病院診療開始



銚子市からの税金の投入状況

病院事業会計繰出金の推移    (単位:千円)

 補助金負担金出資金という名目の繰出金があります。しかし、左表を一覧していただければ解ることですが、昭和55年度(大内恭平市政第1期目)前後から繰出金総額がかなり大きくなっております。さらに、平成3年度(佐藤幹彦市政第1期目)以降出資金は平成16年度を除いて0(ゼロ)です。要するに『土地建物の償却に廻す資金より、運転資金を優先しなければならない。』状態になってきたと言う訳です。これら、二度にわたる『繰出金の大変化』を見逃してしまった事が、現在の銚子市立総合病院の赤字体質の元凶になっているようにも思えます。そして、平成18年度には当初予算での繰出金だけでは足らず、さらなる借入金をする、そして平成19年度にはさらなる繰出金の支出をしなければならない状態になりました。これは前出の二度にわたる『繰出金の大変化』同様、或いはそれ以上の事態になっていることで、三度目の『繰出金の大変化』と言えるものです。すでに銚子市における銚子市立総合病院の経営・維持が困難であることを示唆しているようにも思えます。
 過去にあった『繰出金の大変化』を見逃してしまった、現在そして当時の市議会議員・市三役・財務担当職員等は、当方のような部外者とは異なって、この様な資料を潤沢に入手できた筈ですので、その責任は免れない筈です。さらに不可思議なのは、
補助金負担金出資金という名目の繰出金が、いともたやすく付け替えることができたという状態であると言うことです。厳密に補助金負担金出資金の使途が定められていれば、この様なことが起こりうる筈がないのです。ところが現実には、平成19年度予算編成の基本的な考え方に、『…病院事業への負担、補助金の一部を出資金に振り替えた…』の様な下りがあります。どの資金がどこに支出されているのか、恐らく銚子市立総合病院職員も『わからなかった』というのが実態であったようです。

 昭和41年からの銚子市立総合病院への銚子市からの繰出金は、平成19年時点で、223億円にも上っています。数年間の繰出金支出を行わずに済んだ年度を除いて、その年間平均繰出額は約5億7000万円になります。
(市立総合病院職員数で割りますと、1名当たり毎年数百万円支出していることになります。)
 平成19年には繰出金だけで、9億円+6億円=15億円で、さらに7億円の水道事業会計からの借り入れを行っているのです(合計22億円)。20年度当初予算での9億円の繰出金は6月に銚子市立総合病院職員の夏季期末手当等にすでに支払われており、大幅減少している医業収入では今後の職員給与はとても支払いきれるものではありませんでした。

 さらに、『廃院』時に必要とされる支出額としては、30数億円が必要だったようです。

 公設公営病院であることから、不採算部門を抱えざるを得ないことは理解できます。しかし、それを隠れ蓑にして、民間病院経営より格段に多額の資金を銚子市より繰出金として調達し、職員給与として高額配分してきたツケが、一挙に露呈しただけであるように思えて仕方ありません。

 未だに公設公営を唱えている方々も居られる様ですが、この様な実体をどの程度把握しているのか、また、どのような方法を採れば公設公営での存続ができるものなのか、市民に説明をすべきであったように思えます。

 地方新聞・一部のチラシには、未だに公設公営でも何とかなりそうな事が書かれる場合があります。しかし、何故それ程までに公設公営にこだわる必要があるのでしょうか。民営化されて、ようやくサービスが充実してきた旧公営企業は沢山あります。

 民間病院と比較した場合、公設病院では医師給与が抑制されている反面、職員給与(自治労傘下)がかなり高く設定されております。病院内での医師対職員の数では桁違いと言うことから、仮に医師給与をかなり引き上げたとしても一般職員の員数と比較した場合、医師の員数が少ないこともあり、病院の収入が一定だとした場合でも職員給与の引き下げ幅は大幅にならないと言うことになります。

 否決派市議会議員の中には、無智なのか作為なのかは不明ですが、旧銚子市立総合病院に係る支出と新銚子市立病院に係る支出を合算しての答弁を求める者が居るようです。
 破産した旧JALの負債と新生JALの支出を合算しているような話で、全く論理的でありません。この様な者が市議会議員になっていることこそ、銚子市民の恥ではないのでしょうか。

年度 補助金 負担金 出資金 合 計
41     3,388 3,388
42       0
43       0
44     21,000 21,000
45   18,500 19,000 37,500
46   13,500 16,000 29,500
47   38,234 24,950 63,184
48 24,550 54,217 24,984 103,751
49 23,199 25,000 22,255 70,454
50 41,996   14,452 56,448
51 54,031 46,000 10,249 110,280
52 7,500 55,000 13,620 76,120
53 17,000 50,000 17,282 84,282
54 97,054 80,761 16,902 194,717
55 252,880 94,974 17,466 365,320
56 149,380 167,001 54,936 371,317
57 31,021 165,432 128,108 324,561
58 124,647 232,363 106,034 463,044
59 285,833 532,766 36,338 854,937
60   600,450 54,186 654,636
61   625,473 55,121 680,594
62   618,581 20,000 638,581
63 40,000 602,600   642,600
100,000 618,000 100,000 818,000
2 223,600 605,300 295,000 1,123,900
3 199,000 698,100 155,000 1,052,100
4 130,000 699,700   829,700
5 259,500 706,000   965,500
6 156,000 783,000   939,000
7 98,800 798,200   897,000
8 46,800 788,000   834,800
9 89,800 810,000   899,800
10 117,200 762,300   879,500
11 131,600 748,400   880,000
12 221,400 658,600   880,000
13 212,400 657,600   870,000
14 307,600 642,400   950,000
15 238,400 691,600   930,000
16 175,023 724,977 20,000 920,000
17 57,849 842,151   900,000
18 267,667 632,333   900,000
19 689,714 472,596 337,690 1,500,000
20 787,059 445,386 374,539 1,606,984
21 546,210 25,256 229,011 800,477
22 836,286 22,170 210,139 1,068,595
23 1,333031 7,811 169,369 1,510,211
24       1,543,207
25       1,277,191
累計 8,374,030 17,860,732 2,567,019 31,622,179


 下記の表は新銚子市立病院に係る事業収支を考えるために作成したものです。(H26/03/03現在)

 
銚子市立総合病院時代の支出と比較していただければ、その差は歴然としています。これでも、否決派市議会議員は正論なのでしょうか。下表が間違いなく理解できている市議会議員は、工藤忠男市議会議員だけ(平成26年3月銚子市議会定例会での質問及び発言から)かもしれません。ことによると、他の市議会議員は、右上の旧銚子市立総合病院時代の資料のみで、右往左往しているようにも思えます。(ほとんど仕事らしい仕事をしていないことにもなります。)

  銚子市立総合病院関連 銚子市病院事業そのものの経費 銚子市立病院関連  銚子市病院事業収支 銚子市病院事業収支
  後年度負担(企業債元本+同利息+水道会計への元本返済+同利息+退職金関連後年度負担)合計 病院の存在による経費(病院取り壊しまで支出が続く部分…旧精神科病棟など現在使用していない部分等の維持・管理)含む市職1名の給与 指定管理料(事業拡大分)+指定管理料(収支不足分)+医療機器リース料+施設修繕費 銚子市病院事業に係る交付税措置額(国等からの事実上の補助金)…ベッド数によって変化するとのことです。 銚子市病院事業に係る銚子市の総支出額 実質銚子市税投入額 実質銚子市税投入額
  水道会計への返済(利息分を含む)…参考値 水道会計への返済を含む
    (A)
(A)' (B) (C) (A)+(A)'+(B) (A)+(A)'+(B)-(C) (B)-(C)
17   669,224,372   0   900,000,000 669,224,372 0
18   654,134,498   0   900,000,000 654,134,498 0
19   646,311,707   0   1,500,000,000 646,311,707 0
20   1,042,682,772   0   1,606,984,000 1,042,682,772 0
21 54,418,664 515,200,665   0   800,477,000 515,200,665 0
22 54,144,417 575,200,665 152,374,585 341,019,750 13,335,000 1,068,595,000 1,055,260,000 327,684,750
23 53,819,417 528,610,269 118,359,172 863,240,842 158,222,000 1,510,210,283 1,351,988,283 705,018,842
24 53,494,417 508,504,934 102,441,479 932,261,305 420,976,000 1,543,207,718 1,122,231,718 511,285,305
25 53,169,417 484,426,385 58,314,615 734,450,000 282,755,000 1,277,191,000 994,436,000 451,695,000
26 63,045,862 314,179,838         314,179,838  
27 82,591,150 324,124,719         324,124,719  
28 62,065,862 281,436,878         281,436,878  
29 61,645,862 92,672,670         92,672,670  
30 51,243,218 82,078,264         82,078,264  
31 50,893,218 81,544,501         81,544,501  
32 50,543,219 76,076,012         76,076,012  
33 40,210,574 46,345,464         46,345,464  
34   以下は600万円以下            
35            

(A)… 銚子市立病院関連(後年度負担合計)…リコールされた岡野俊昭元銚子市長が水道会計より借り入れた7億円も、旧銚子市立総合病院に係る費用として、現在も支払い中(利息も当然水道会計に支払っております。)ですし、旧病院職員に係る退職金関係費用も含まれます。

(A)'… 銚子市立病院関連(後年度負担合計)…現用していない旧銚子市立総合病院関連の維持管理費+銚子市職員1名分給与等

(B)… 銚子市立病院に係る費用…指定管理料(事業拡大分)+指定管理料(収支不足分)+医療機器リース料+施設修繕費

(C)… 銚子市病院事業に係る交付税措置額(国等からの事実上の補助金)…新銚子市立病院が事業を継続しているので国などから支払われる事実上の補助金

銚子市病院事業収支(実質銚子市税投入額)…国等からの事実上の交付金を除いた病院事業に投入されている市税

銚子市病院事業収支(実質銚子市税投入額)…国等からの事実上の交付金を除いた病院事業に投入されている市税

*銚子市病院事業に係る交付税措置額…銚子市に病院事業がなければ交付税措置額は存在せず、当然支給されません。

注意:
黄色着色部分は見込額です。



民度の高い?堂本元千葉県知事・岡野元銚子市長・自治労銚子市立病院労働組合委員長とその周辺

  自治労等は、支持母体である、銚子市立病院職員等の分散・解体を恐れていたのでしょうが、過去から現在まで、全ての面で民間企業・民間病院職員より、高給を貪っていたのですから、見方によっては、失業・失職しても当然と言う見方をする方も居られます。
 
 病院存続の為に先ず、銚子市立総合病院職員のしなければならなかったこと、公設公営にこだわらずに民営になっても銚子市民のために病院を守るという
全職員の意思表示であり、公設公営を唱えることではないように思えました。

 「いつでも責任を取ってやめる用意はある。」と言っておられた方がおりましたが、やめるだけで済むと思ったら大間違いです。銚子市立総合病院を事実上廃院にしてしまった責任は、例えどの様な経営形態になろうとも、ご自身の豊富な人脈?で、医師を潤沢に供給できる体制を作ることこそ、責任を取ったことになるのではないでしょうか。
 いずれにせよ、嘘ばかり・法螺ばかり・何もできなかった者が、馬脚を露呈したことに間違いはなさそうです。




以降の経過から想定される閉院前後の考えられる事象

 自治労銚子市立病院労働組合委員長及び銚子地区労働組合連帯協議会議長及び社民党(旧社会党)系議員等が、公設公営での銚子市立総合病院の存続を訴えていました。

 銚子市立総合病院職員(組合員)に対して、岡野元銚子市長が堂本元千葉県知事と面会してから、自治労銚子市立病院労働組合委員長に、それなりの報告があるだろうと、たかをくくっていた(甘く見ていた)きらいがあります。

 つまり、元千葉県知事と元銚子市長の会談によって、旧銚子市立総合病院職員給与の給与の引き下げをどの程度まで引き下げれば、公設公営のままでも存続が可能であるかの話のつもりでいたもようです。

 ところが元銚子市長は、自治労銚子市立病院労働組合委員長に相談することなく、一挙に休止・廃院のメッセージを発表してしまったのです。

 当然、今まで自治労系のトップを信じていた銚子市立総合病院職員(組合員)は、怒ります。
 『我々は自治労系トップの言うとおりに行動してきたのに、このざまは何だ? 誰も職場を無くしてくれとは言わなかった。どうしてくれる。』

 この怒りを収める為に、『公的医療を守る市民の集い(第1回)』が、開催されたとするのが一般的な考え方でしょう。

 ところがここで想定外の出来事が起きてしまいました。銚子市立総合病院職員(組合員)向けのデモンストレーションだったのに、一般市民側からも火がついてしまったのです。

 仕方なく『公的医療を守る市民の集い(第3回)』までは、旧来の手法で行いましたが、ここから、自己保身の為の『公的医療を守る市民の集い』とは分離して、『「何んとかしよう銚子市政」市民の会』を立ち上げて、自治労系トップは、遁走したのではないかと考えると、筋道が見えてきます。

 当然元銚子市長のリコールはともかく、前回の市長選挙では、市長候補の乱立によって四分五裂しましたが、
目的が全く異なるのですから、当然と言えば当然でしょう。

 上記は、あくまでも想定です。実情は当事者のみ知るものです。

 * 旧社会党政権下で発生した阪神淡路大震災の際、村山富市元総理大臣は、危機管理意識の欠如とイデオロギー(所属政党である旧社会党)の関係からか、災害出動・災害支援が大幅に遅延し、地域住民に拠り甚大な被害を与えました。…事実上の地域住民の見殺しとも言えましょう。

  * 以下に自治労側の経緯説明と思われる記事があります。しかし、公立病院職員と民間病院職員の大きな違いである『状況の変化が無いのに、右肩上がりする賃金体系(能率・能力の変化が殆ど無いのに給与・賃金だけが年功によって上昇する。)』に関しての記述はなく、人件費が公立病院の赤字幅拡大の大きな要因であるにも関わらず、その事に関しても一切触れられておりません。旧銚子市立総合病院時代の人件費は、各種資料によれば約200万円/年/名程度、民間病院職員より高額であったことが解っております。
  銚子市立総合病院の休止から再開にむけた経緯と課題について…自治労千葉県本部/政策部


2006/11/14