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| 経時的な考察…2008/08/18 |
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病院事業会計繰出金の推移 (単位:千円) |
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補助金・負担金・出資金という名目の繰出金があります。しかし、左表を一覧していただければ解ることですが、昭和55年度(大内恭平市政第1期目)前後から繰出金総額がかなり大きくなっております。さらに、平成3年度(佐藤幹彦市政第1期目)以降出資金は平成16年度を除いて0(ゼロ)です。要するに『土地建物の償却に廻す資金より、運転資金を優先しなければならない。』状態になってきたと言う訳です。これら、二度にわたる『繰出金の大変化』を見逃してしまった事が、現在の銚子市立総合病院の赤字体質の元凶になっているようにも思えます。そして、平成18年度には当初予算での繰出金だけでは足らず、さらなる借入金をする、そして平成19年度にはさらなる繰出金の支出をしなければならない状態になりました。これは前出の二度にわたる『繰出金の大変化』同様、或いはそれ以上の事態になっていることで、三度目の『繰出金の大変化』と言えるものです。すでに銚子市における銚子市立総合病院の経営・維持が困難であることを示唆しているようにも思えます。 |
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下記の表は新銚子市立病院に係る事業収支を考えるために作成したものです。(H26/03/03現在)
旧銚子市立総合病院時代の支出と比較していただければ、その差は歴然としています。これでも、否決派市議会議員は正論なのでしょうか。下表が間違いなく理解できている市議会議員は、工藤忠男市議会議員だけ(平成26年3月銚子市議会定例会での質問及び発言から)かもしれません。ことによると、他の市議会議員は、右上の旧銚子市立総合病院時代の資料のみで、右往左往しているようにも思えます。(ほとんど仕事らしい仕事をしていないことにもなります。)
| 旧銚子市立総合病院関連 | 銚子市病院事業そのものの経費 | 新銚子市立病院関連 | 新旧銚子市病院事業収支 | 新銚子市病院事業収支 | ||||
| 後年度負担(企業債元本+同利息+水道会計への元本返済+同利息+退職金関連後年度負担)合計 | 病院の存在による経費(病院取り壊しまで支出が続く部分…旧精神科病棟など現在使用していない部分等の維持・管理)含む市職1名の給与 | 指定管理料(事業拡大分)+指定管理料(収支不足分)+医療機器リース料+施設修繕費 | 銚子市病院事業に係る交付税措置額(国等からの事実上の補助金)…ベッド数によって変化するとのことです。 | 銚子市病院事業に係る銚子市の総支出額 | 実質銚子市税投入額 | 実質銚子市税投入額 | ||
| 水道会計への返済(利息分を含む)…参考値 | 水道会計への返済を含む (A) |
(A)' | (B) | (C) | (A)+(A)'+(B) | (A)+(A)'+(B)-(C) | (B)-(C) | |
| 17 | 669,224,372 | 0 | 900,000,000 | 669,224,372 | 0 | |||
| 18 | 654,134,498 | 0 | 900,000,000 | 654,134,498 | 0 | |||
| 19 | 646,311,707 | 0 | 1,500,000,000 | 646,311,707 | 0 | |||
| 20 | 1,042,682,772 | 0 | 1,606,984,000 | 1,042,682,772 | 0 | |||
| 21 | 54,418,664 | 515,200,665 | 0 | 800,477,000 | 515,200,665 | 0 | ||
| 22 | 54,144,417 | 575,200,665 | 152,374,585 | 341,019,750 | 13,335,000 | 1,068,595,000 | 1,055,260,000 | 327,684,750 |
| 23 | 53,819,417 | 528,610,269 | 118,359,172 | 863,240,842 | 158,222,000 | 1,510,210,283 | 1,351,988,283 | 705,018,842 |
| 24 | 53,494,417 | 508,504,934 | 102,441,479 | 932,261,305 | 420,976,000 | 1,543,207,718 | 1,122,231,718 | 511,285,305 |
| 25 | 53,169,417 | 484,426,385 | 58,314,615 | 734,450,000 | 282,755,000 | 1,277,191,000 | 994,436,000 | 451,695,000 |
| 26 | 63,045,862 | 314,179,838 | 314,179,838 | |||||
| 27 | 82,591,150 | 324,124,719 | 324,124,719 | |||||
| 28 | 62,065,862 | 281,436,878 | 281,436,878 | |||||
| 29 | 61,645,862 | 92,672,670 | 92,672,670 | |||||
| 30 | 51,243,218 | 82,078,264 | 82,078,264 | |||||
| 31 | 50,893,218 | 81,544,501 | 81,544,501 | |||||
| 32 | 50,543,219 | 76,076,012 | 76,076,012 | |||||
| 33 | 40,210,574 | 46,345,464 | 46,345,464 | |||||
| 34 | 以下は600万円以下 | |||||||
| 35 | ||||||||
(A)… 旧銚子市立病院関連(後年度負担合計)…リコールされた岡野俊昭元銚子市長が水道会計より借り入れた7億円も、旧銚子市立総合病院に係る費用として、現在も支払い中(利息も当然水道会計に支払っております。)ですし、旧病院職員に係る退職金関係費用も含まれます。
(A)'… 旧銚子市立病院関連(後年度負担合計)…現用していない旧銚子市立総合病院関連の維持管理費+銚子市職員1名分給与等
(B)… 新銚子市立病院に係る費用…指定管理料(事業拡大分)+指定管理料(収支不足分)+医療機器リース料+施設修繕費
(C)… 銚子市病院事業に係る交付税措置額(国等からの事実上の補助金)…新銚子市立病院が事業を継続しているので国などから支払われる事実上の補助金
新旧銚子市病院事業収支(実質銚子市税投入額)…国等からの事実上の交付金を除いた新旧病院事業に投入されている市税
新銚子市病院事業収支(実質銚子市税投入額)…国等からの事実上の交付金を除いた新病院事業に投入されている市税
*銚子市病院事業に係る交付税措置額…銚子市に病院事業がなければ交付税措置額は存在せず、当然支給されません。
| 注意: |
黄色着色部分は見込額です。 |
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自治労等は、支持母体である、銚子市立病院職員等の分散・解体を恐れていたのでしょうが、過去から現在まで、全ての面で民間企業・民間病院職員より、高給を貪っていたのですから、見方によっては、失業・失職しても当然と言う見方をする方も居られます。
病院存続の為に先ず、銚子市立総合病院職員のしなければならなかったこと、公設公営にこだわらずに民営になっても銚子市民のために病院を守るという全職員の意思表示であり、公設公営を唱えることではないように思えました。
「いつでも責任を取ってやめる用意はある。」と言っておられた方がおりましたが、やめるだけで済むと思ったら大間違いです。銚子市立総合病院を事実上廃院にしてしまった責任は、例えどの様な経営形態になろうとも、ご自身の豊富な人脈?で、医師を潤沢に供給できる体制を作ることこそ、責任を取ったことになるのではないでしょうか。
いずれにせよ、嘘ばかり・法螺ばかり・何もできなかった者が、馬脚を露呈したことに間違いはなさそうです。
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自治労銚子市立病院労働組合委員長及び銚子地区労働組合連帯協議会議長及び社民党(旧社会党)系議員等が、公設公営での銚子市立総合病院の存続を訴えていました。
銚子市立総合病院職員(組合員)に対して、岡野元銚子市長が堂本元千葉県知事と面会してから、自治労銚子市立病院労働組合委員長に、それなりの報告があるだろうと、たかをくくっていた(甘く見ていた)きらいがあります。
つまり、元千葉県知事と元銚子市長の会談によって、旧銚子市立総合病院職員給与の給与の引き下げをどの程度まで引き下げれば、公設公営のままでも存続が可能であるかの話のつもりでいたもようです。
ところが元銚子市長は、自治労銚子市立病院労働組合委員長に相談することなく、一挙に休止・廃院のメッセージを発表してしまったのです。
当然、今まで自治労系のトップを信じていた銚子市立総合病院職員(組合員)は、怒ります。
『我々は自治労系トップの言うとおりに行動してきたのに、このざまは何だ? 誰も職場を無くしてくれとは言わなかった。どうしてくれる。』
この怒りを収める為に、『公的医療を守る市民の集い(第1回)』が、開催されたとするのが一般的な考え方でしょう。
ところがここで想定外の出来事が起きてしまいました。銚子市立総合病院職員(組合員)向けのデモンストレーションだったのに、一般市民側からも火がついてしまったのです。
仕方なく『公的医療を守る市民の集い(第3回)』までは、旧来の手法で行いましたが、ここから、自己保身の為の『公的医療を守る市民の集い』とは分離して、『「何んとかしよう銚子市政」市民の会』を立ち上げて、自治労系トップは、遁走したのではないかと考えると、筋道が見えてきます。
当然元銚子市長のリコールはともかく、前回の市長選挙では、市長候補の乱立によって四分五裂しましたが、目的が全く異なるのですから、当然と言えば当然でしょう。
上記は、あくまでも想定です。実情は当事者のみ知るものです。
* 旧社会党政権下で発生した阪神淡路大震災の際、村山富市元総理大臣は、危機管理意識の欠如とイデオロギー(所属政党である旧社会党)の関係からか、災害出動・災害支援が大幅に遅延し、地域住民に拠り甚大な被害を与えました。…事実上の地域住民の見殺しとも言えましょう。
* 以下に自治労側の経緯説明と思われる記事があります。しかし、公立病院職員と民間病院職員の大きな違いである『状況の変化が無いのに、右肩上がりする賃金体系(能率・能力の変化が殆ど無いのに給与・賃金だけが年功によって上昇する。)』に関しての記述はなく、人件費が公立病院の赤字幅拡大の大きな要因であるにも関わらず、その事に関しても一切触れられておりません。旧銚子市立総合病院時代の人件費は、各種資料によれば約200万円/年/名程度、民間病院職員より高額であったことが解っております。
銚子市立総合病院の休止から再開にむけた経緯と課題について…自治労千葉県本部/政策部
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